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コーヒーは眠気覚ましにすぐ効かない?
こんにちは。下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。

「眠くなってきたから、とりあえずコーヒーを一杯」――そんな経験はありませんか?実際、コーヒーは眠気覚ましとしてよく利用されますが、飲んだ直後に効果が出るわけではないということをご存じでしょうか?ここでは、カフェインの働きと効果が現れるまでの時間についてご紹介します。
カフェインの効果が現れるまでには時間がかかる
コーヒーに含まれるカフェインは、摂取後すぐに効くと思われがちですが、実際には飲んでから30分〜1時間ほどで効果がピークに達すると言われています。これは、カフェインが消化管で吸収され、血液を通じて脳に届き、眠気を引き起こす「アデノシン」という神経伝達物質の働きをブロックするまでに時間がかかるためです。
そのため、「目が覚めないから、もう一杯…」と立て続けに飲むと、知らないうちにカフェインの過剰摂取になってしまう可能性もあるので注意が必要です。
効果的に活用するには“カフェイン・ナップ”も
最近では「カフェイン・ナップ(カフェイン仮眠)」という休憩法も注目されています。これは、コーヒーを飲んですぐに15〜20分ほど仮眠を取る方法で、仮眠から覚める頃にカフェインの効果が現れ、スッキリとした目覚めと高い集中力が得られるというものです。多くの研究でもこの方法の効果が報告されています。
個人差にも注意
カフェインの効き方には個人差があります。体質や体重、摂取頻度によって反応が異なるため、「全然効かない」「逆に気持ち悪くなる」という方もいます。また、カフェインの代謝に関わる酵素の働きが遺伝的に弱い人は、効果が遅れたり長引いたりすることもあるため、自分の体調や反応を見ながら適量を守ることが大切です。
眠気覚ましとして頼りになるコーヒーですが、効果のタイミングを理解し、飲み方を工夫することで、より賢く活用できます。
参考文献:
- Institute for Scientific Information on Coffee(ISIC)「How long does it take for caffeine to kick in?」https://www.coffeeandhealth.org
- Smith, A. (2002). Effects of caffeine on human behavior. Food and Chemical Toxicology, 40(9), 1243-1255.
- 日本睡眠学会「昼寝とパフォーマンス」https://www.jssr.jp/
