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人間の歯はどれくらいの力があるの?

こんにちは。下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。

私たちが普段あまり意識せずに食べ物を噛んでいる「歯」ですが、実はかなりの力を発揮していることをご存知でしょうか?人間の歯は見た目以上に強く、日常生活に必要な咀嚼(そしゃく)を支えています。

噛む力はどれくらい?

成人の平均的な「噛む力(咬合力)」は、男性で約60〜80kgf(キログラムフォース)女性で約40〜60kgfとされています。これは、前歯よりも奥歯(大臼歯)で強く噛んだときの数値で、ピーナッツやニンジン、生肉を噛み砕くのに十分な力です。

特にスポーツ選手や咬筋(こうきん)が発達した人では、100kgfを超える咬合力を記録することもあります。一方、加齢や歯周病、入れ歯などによって咬合力は低下していきます。

歯は硬いが、衝撃には弱い?

歯の表面を覆う「エナメル質」は、人体で最も硬い組織とされ、モース硬度(鉱物の硬さを示す尺度)で約5〜6に相当します。これは鉄やガラスに近い硬さですが、硬いものを噛んだときの「衝撃」には弱いという性質もあり、不用意に氷や骨を噛むと割れてしまうことがあります。

噛む力は健康に直結する?

噛む力が強いということは、咀嚼による消化促進や、認知機能の維持、姿勢の安定にも関係しています。逆に咬合力が低下すると、柔らかいものばかり食べるようになり、栄養の偏りや顎の筋力低下、脳への刺激の減少にもつながります。

特に高齢者では、噛む力を維持することが誤嚥(ごえん)や認知症の予防にもつながるため、日頃からしっかり噛む習慣を意識することが大切です。

参考文献:

  • 日本歯科医師会「歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020」https://www.jda.or.jp/park/
  • 日本咀嚼学会「咀嚼の健康効果」https://www.soshaku.org/
  • 小野塚實ほか「日本人の咬合力に関する研究」『日本補綴歯科学会雑誌』2005年
  • 丸山剛郎「口腔機能と全身の健康」『歯科医学』Vol.30, 2014年