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たまねぎを切ると涙が出る理由は?

こんにちは。下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。

たまねぎを切っていると、目がしみて涙が止まらなくなる——誰もが一度は経験したことがある現象ではないでしょうか。実はこれ、たまねぎに含まれる特有の化学物質によって起こる、れっきとした生理反応なのです。

涙の原因は「催涙成分」

たまねぎの細胞には、「酵素」と「アリイン」と呼ばれる成分が分かれて存在しています。包丁で切ると細胞が壊れ、両者が反応し合うことで「アリイナーゼ」という酵素が働き、硫化アリル類という揮発性の物質が生成されます。

この中のひとつである「プロパンチアール-S-オキシド」が空気中に飛び、目に触れると涙腺を刺激して涙が出ます。これがいわゆる催涙成分と呼ばれるものです。

どうして涙が出るのか?

催涙成分が目に入ると、目の表面(角膜)にある神経が刺激されます。すると身体は「異物が入った」と判断し、涙を出して洗い流そうとする防御反応を起こします。つまり、涙は身体が自らを守るための自然な働きなのです。

涙を防ぐには?

たまねぎによる涙を防ぐためには、以下のような工夫が有効です。

  • 冷やしてから切る(化学反応の進行が遅くなる)
  • 水にさらして切る(催涙成分が水に溶ける)
  • 換気扇の下で切る(気体を拡散させる)
  • 切れ味の良い包丁を使う(細胞を壊しすぎない)
  • ゴーグルを着用する(物理的に目を守る)

最近では、涙が出にくい品種のたまねぎも登場しており、切っても目がしみにくいと人気を集めています。

まとめ

たまねぎを切ると涙が出るのは、たまねぎ特有の催涙成分が目の神経を刺激するためです。これは体の防御反応であり、異常ではありません。調理の工夫や品種の選択で、涙を最小限に抑えることも可能です。

参考文献:

  • 日本調理科学会誌「たまねぎの切断と涙生成に関する研究」
  • 野菜と果物の科学図鑑(女子栄養大学出版部)
  • 農林水産省「たまねぎの基礎知識」https://www.maff.go.jp/
  • BBC Science Focus Magazine “Why does chopping onions make you cry?” https://www.sciencefocus.com/