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小学生でも歯周病にかかる?「侵襲性歯周炎」の予防と正しいケアのポイント
こんにちは。
下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。
歯周病は、年齢を重ねた人がかかるイメージがあるかもしれませんが、じつは若い世代でも発症する場合があります。
令和4年に行われた歯科疾患実態調査によると、15~19歳で14.3%、20代で約21~31%、30代で約33%が4mm以上の歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)を持っていました。
小学生から30代までの比較的若い方でも、歯周病にかかってしまう可能性があるのです。
(参照:令和4年歯科疾患実態調査結果の概要 P22より) >
小学生でも要注意!「侵襲性歯周炎」とは
「侵襲性歯周炎」とは、10代から30代までの比較的若い人が発症してしまう病気です。
侵襲性歯周炎は、進行速度がとても早く、家族内発症が多いことが特徴としてあげられます。
一般的な歯周病は、歯垢(プラーク)といわれる細菌のかたまりが原因で発症・進行する病気です。
この歯垢(プラーク)1mgの中には、およそ300種類1億個もの細菌が存在しています。
しかし、侵襲性歯周炎の場合、歯垢(プラーク)の付着量が少なくても病状が進行してしまうのです。
侵襲性歯周炎予防のための2つのポイント
歯周病予防のためには、プラークコントロールがとても重要です。
プラークコントロールとは、歯周病の発症・進行の原因となる歯垢(プラーク)を溜めないようにすることや、溜まっているプラークを取り除くことです。
ご自宅でできるプラークコントロールの方法を紹介します。
1.正しいブラッシングを行う
毎日のブラッシングをしっかりとすることが大切です。
特に、歯の凸凹しているところや歯と歯ぐきの境目は歯垢(プラーク)が残りやすい部分です。
2.デンタルフロス・歯間ブラシを使用する
歯ブラシ1本だけを使用した歯磨きでは、歯と歯の間の歯垢(プラーク)の除去率は58%であり十分に除去することができません。
歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間のすき間には、デンタルフロス・歯間ブラシを使用することがおすすめです。
定期検診を受けて歯周病予防効果を高めよう!
ご自宅でのプラークコントロールも重要ですが、同じくらい重要になるのが、歯科医院で定期検診を受けることです。
歯周病は初期の段階では自覚症状が少ない場合もあり、気づかないうちに進行していることが多い病気です。
発見が遅れ、重症化してしまうことも少なくありません。
自覚症状がなくても、若いうちから定期的に歯科検診を受ける習慣をつけることをおすすめします。
当院は、平日・土曜ともに18時まで診療しておりますので、平日お忙しい方でも通いやすい歯医者です(2023年11月現在)。
診察室は個室・半個室のため、プライベート空間で周りを気にすることなく治療が受けられます。
また、大人も子どもも楽しめ、安らぎを感じ気持ちのよい時間をお過ごしいただけるよう、院内には絵画を設置しております。