コラム|目黒駅エリア下目黒で歯科・歯医者をお探しなら【ルートデンタルクリニック】

WEB予約
電話予約
WEB予約

コラム

コラムCOLUMN

昔の歯磨きはどうしてた?

こんにちは。下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。

現代では歯ブラシと歯磨き粉が当たり前になっていますが、実は人類の歴史においてこのスタイルの「歯磨き」が普及したのはごく最近のことです。では、歯磨き粉や歯ブラシがなかった時代、人々はどのようにして口の中を清潔に保っていたのでしょうか?

紀元前の「歯磨き道具」は木の枝や灰だった

古代エジプトやバビロニアでは、細い木の枝の先をほぐして作った「歯磨き棒」が使われていました。これが現在の歯ブラシの原型とも言われています。木の種類にも意味があり、抗菌作用があるとされる木が好まれていたようです。

また、古代ローマやギリシャでは、砕いた貝殻や動物の骨、さらには灰を使った歯磨き粉のようなものも使われていたことがわかっています。これらは研磨作用があり、歯の表面の汚れをこすり取るためのものでした。

日本では「房楊枝(ふさようじ)」が主流だった

日本では、奈良時代から平安時代にかけて「楊枝(ようじ)」や「房楊枝」が使われていました。房楊枝とは、柔らかく割いた木の繊維でできたブラシ状の道具で、口臭予防や歯の清掃に用いられていました。

江戸時代になると、塩や抹茶の粉、炭などを歯磨き粉代わりに使う習慣が広まり、身だしなみの一環としての歯磨きが一般化していきます。当時は「朝は楊枝、夜は歯磨き」という言い回しがあるほどで、健康意識というよりは礼儀や身だしなみとしての意味合いが強かったようです。

現代の歯磨きのルーツと進化

現在のような歯ブラシの形が広く使われるようになったのは、19世紀以降のヨーロッパからです。さらに、フッ素入りの歯磨き粉や電動歯ブラシが登場し、虫歯予防や歯周病ケアの技術も格段に進化しました。

しかし、こうした近代的な歯磨きが普及したのはわずか100年程度。長い人類の歴史を振り返ると、自然素材を使った工夫や民間療法によって、「歯を清潔に保つ」知恵は古くから存在していたことがわかります。

参考文献:

  • 日本口腔衛生学会『口腔衛生の歴史』
  • 日本歯科医師会『歯と口の健康豆知識』
  • British Dental Journal “The History of Dentistry and Toothbrushes”
  • The Smithsonian Magazine「Before Toothbrushes: How People Cleaned Their Teeth in the Past」