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チーズと一緒に食べるとカルシウムの吸収率がアップする!?
こんにちは。下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。
「カルシウムはしっかり摂りましょう!」って、よく耳にしますよね。骨や歯を丈夫にするために欠かせない栄養素。でも、実は摂るだけじゃダメなんです。せっかく食べても、体にきちんと吸収されなければ意味がないですよね。
そこで登場するのが、みんな大好き「チーズ」です。
チーズ自体にもカルシウムがたっぷり含まれているのですが、実はそれだけじゃないんです。チーズには「乳たんぱく質」や「リン」、「脂肪分」など、カルシウムの吸収を助ける栄養素がバランスよく含まれています。要するに、チーズはカルシウムを効率良く体に届けてくれる頼もしい食材なのですね。
たとえば、ほうれん草にもカルシウムは含まれていますが、シュウ酸という成分がカルシウムの吸収を妨げることがあります。ここでチーズの出番。チーズを加えて調理すれば、吸収率がぐんと上がります。グラタンやほうれん草とベーコンのチーズ炒めなんて、手軽でおいしい上に理にかなっています。
それに、カルシウムは脂溶性ビタミンDと一緒に摂ると吸収がさらに良くなると言われています。実はチーズにも少量のビタミンDが含まれているので、一石二鳥なのです。魚やきのこ類とチーズを組み合わせれば、さらに効果的ですね。
ちなみに余談ですが、チーズは忙しい朝にもぴったり。トーストにのせたり、そのままパクっとつまんだり。時間がないときでも手軽にカルシウムが補給できるのが嬉しいところです。
「毎日コツコツカルシウム!」と言われるように、一度にたくさん摂るよりも、毎日の食事の中で少しずつ取り入れるのがポイント。チーズはそんな日々の積み重ねをサポートしてくれる優秀な相棒です。
健康な歯と骨のために、ぜひチーズをうまく取り入れてみてくださいね!
参考資料
- 日本栄養士会「カルシウムの吸収と食事の工夫」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「カルシウムの役割」
- 農林水産省「乳製品の栄養と健康効果」
- 日本食品標準成分表 2020年版(八訂)