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歯が白すぎると逆に不自然?その微妙なバランスとは
こんにちは。下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。
「白い歯ってやっぱり憧れるよね!」
こんなふうに思う方、多いのではないでしょうか。たしかに、歯がきれいに白いと、それだけで笑顔がパッと明るくなりますし、清潔感もぐんとアップしますよね。
でも、実は「白ければ白いほど良い」というわけでもないのです。白すぎる歯って、じつはちょっと不自然に見えてしまうことがあります。私も以前、ホワイトニングに興味があっていろいろ調べていたときに、「あれ? 白すぎるとちょっと浮いて見えるのかな?」と思ったことがありました。
というのも、もともとの歯の色は人それぞれ。日本人の歯は、ほんのり黄みがかった「アイボリー系」の色が自然です。肌の色や髪の色とも調和が取れているからこそ、バランス良く見えるのですね。これが不自然に真っ白だと、逆に人工的な印象になってしまうことがあるわけです。
たとえば、芸能人やモデルさんでとても白い歯をしている方がいますよね。でも彼らは、メイクや照明、カメラ映えを考えた上でバランスを取っています。日常生活でそこまで白い歯だと、周りとのギャップが生まれてしまうことがあります。
それに、ホワイトニングで無理に真っ白にしようとすると、歯への負担がかかる場合もあります。エナメル質を守りながら自然な白さを目指すのが、やはりおすすめです。
じゃあ、どれくらいの白さがちょうどいいのか?
これは、肌の色や歯の形、年齢などによっても違ってきます。目安としては「白目と同じくらいのトーン」が自然に見えると言われています。鏡で自分の歯と白目を見比べてみると、意外としっくりくるかもしれませんよ。
最終的には、自分が笑ったときに「これくらいがいいな」と思える色がベストです。無理に白さだけを追い求めるのではなく、自分らしい自然な美しさを目指してケアしていきましょう。
参考資料
- 日本歯科審美学会「ホワイトニングと自然な歯の色」
- 日本歯科医師会「歯の色のしくみ」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「審美歯科治療について」
- 日本口腔衛生学会「ホワイトニングの注意点」