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きのこは天日干しすると栄養価アップ!その理由とは?
こんにちは。下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。
「きのこって、生で食べるより干した方が栄養価が上がるんですよ。」
そう聞いたとき、私は正直「えっ、本当に?」と疑ってしまいました。
でも調べてみると、これがちゃんと根拠がある話だったんです。
ポイントは「ビタミンD」。
きのこ類にはビタミンDのもとになる「エルゴステロール」という成分が含まれているのですが、これが太陽の光に当たることでビタミンDに変わります。まるで魔法みたいですよね。
だから、きのこを天日干しすると、自然とビタミンDの量がグッと増えるというわけです。
ビタミンDといえば、カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にしてくれる栄養素として有名。最近では、免疫力アップにも関わっていることがわかってきています。
特に現代人は、室内で過ごす時間が長くなっているせいか、ビタミンDが不足しやすいと言われています。だからこそ、食事からしっかり摂るのが大事なのですね。
ちなみに、干ししいたけはその代表例。天日干ししたしいたけは、うま味成分もぐっと増して、料理に使うととっても良いダシが出ます。しかも、保存もきくので一石二鳥です。
家で簡単に作りたいときは、しいたけやエリンギ、しめじなんかをザルに並べて、晴れた日にベランダで半日〜1日干すだけでOK。カラカラになるまで干さなくても、少し水分が飛ぶだけでも効果がありますよ。
それに、干したきのこは歯ごたえも良くなるので、炒め物や煮物にすると食べごたえもアップ。料理の幅が広がるのも嬉しいポイントです。
日差しが気持ちいい日に、ぜひきのこを天日干ししてみてください。おいしさと栄養がギュッと詰まったきのこ料理で、毎日の食卓をもっと楽しくしましょう!
参考資料
- 日本栄養士会「きのこの栄養と保存方法」
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「ビタミンDの働き」
- 農林水産省「干ししいたけの栄養と活用」
- 日本食品標準成分表 2020年版(八訂)