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トマトは加熱すると栄養価がアップするって本当?

こんにちは。下目黒・目黒駅エリアの歯科・歯医者の【ルートデンタルクリニック】です。

「トマトって生で食べるのが一番いいんじゃないの?」
そんなふうに思っていた方、実は多いと思います。私もずっとそうでした。サラダに入れたり、そのままかじったり。フレッシュなトマトはみずみずしくておいしいですよね。

でも、意外なことにトマトは加熱すると栄養価がアップすると言われています。これを知ったとき、私も「え? そんなことあるの?」とびっくりしました。

その理由は、トマトに豊富に含まれている「リコピン」という成分。リコピンは強力な抗酸化作用を持つ栄養素で、紫外線やストレスなどによる体のサビつきを防ぐ働きがあります。このリコピン、実は生で食べるよりも、加熱した方が吸収率がぐんと上がります。

加熱することで、細胞の壁が柔らかくなり、リコピンが体に取り込みやすくなるんですね。たとえばトマトソースやトマトスープ。これらはおいしいだけでなく、リコピンをしっかり吸収できる優秀なメニューです。

それだけじゃありません。加熱するとトマトの甘みが増して、酸味がまろやかになるので、トマトが苦手な方でも食べやすくなります。お子さんでも「これなら食べられる!」というケースが多いですよ。

ちなみに、オリーブオイルと一緒に調理するのもおすすめです。リコピンは油に溶けやすい性質があるので、油と合わせることでさらに吸収率がアップします。簡単なところでは、トマトをオリーブオイルで軽く炒めるだけでも効果的ですし、パスタソースにもぴったりです。

ただし、加熱しすぎるとビタミンCは少し減ってしまうので、生と加熱のバランスをとりながら食べるのが理想的ですね。サラダでフレッシュさを楽しみつつ、スープや煮込み料理でリコピンをしっかりチャージ。そんな食べ方がトマトのいいとこ取りです。

毎日の食事にちょっとした工夫を取り入れて、トマトのパワーを余すことなくいただきましょう!

 

参考資料

  1. 日本栄養士会「リコピンの効果とトマトの栄養」
  2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「抗酸化作用のある成分について」
  3. 農林水産省「野菜の栄養を逃がさない調理法」
  4. 日本食品標準成分表 2020年版(八訂)